【熊本】株式会社シン・空間研究所

「3つの”夢”」でSDGsの達成に貢献


株式会社シン・空間研究所は「SDGs(持続可能な開発目標)」における様々な社会課題に対し、1991年の創業時から培ってきた商業建築の”デザイン思考”の力を活用し、本業でその解決に貢献するとともに、住空間デザインと地域に根差した商業建築で持続可能な街づくりの実現に取り組みます。

代表取締役社長 専務 インタビュー

左:代表取締役 上杉 洋一氏 中央:専務取締役 上杉 慶子氏

2022年SDGs導入支援研修に取り組まれた熊本県の株式会社シン・空間研究所。
上杉社長と上杉専務に取り組みついてインタビューさせていただきました。

動機は「今よりもっといい会社にしたい」という想い。


ーSDGs研修を導入しようと思ったきっかけについて教えてください。

専務:勉強会などでsdgsっていうキーワードは何度も聞いていました。これから会社として必ず取り組んでいかなくてはいけないことなんだとは思っていたんです。

そこで、すでに研修を導入していた青柳さんのお話を伺って、興味を持ちました。

社長:初めはピンと来なくて。SDGsって地球規模の環境問題といった漠然とした印象で、大手が取り組むものだという意識がありました。正直なところ、会社としての課題とSDGsがどう繋がっているのか分からなくて。それが、サスティナブル=「持続可能性」という言葉の意味を理解していくうちに、会社としてどうやって続けていくかという点で社内風土の改革、コミュニケーション改善と繋がっているのだと気づきました。とにかく、「今よりもっといい会社にしたい」という想いが、取り組む大きな動機となりました。

トップダウンのやり方は変えていきたいことの1つでした。


ー研修の導入について、どのような不安や期待がありましたか。

社長:中小企業にとって優先されるのは、まずは収益を上げ、利益追求すること。その先に社会貢献があると思うのですが、SDGsはそこを上手く繋げてくれるのでは、という期待感がありました。

専務:導入に当たって不安なことは特になかったです。これまでトップダウンのやり方でやってきたところは確かにあって。それは変えていきたいことの1つでした。だから全て秋山さん(合同会社e-career connect)にお任せしようって。社員一人ひとりが考えて、様々な取り組みがボトムアップで上がってくるのが楽しみでした。

社長:トップダウンでやろうとすると、やっぱり上手くいかない事が多いですよね。だからそれが少しでも前に進むような流れが社員から出てくれば…それは指示や命令ではないんですよね。

 

目標の発表を聞いたときは、素直に嬉しくて。なんかこう、わくわくするっていうか。


ー研修を通して、考えたこと、感じたことを教えていただけますか。

専務:社員が目標や計画に挙げた内容を見たとき、意外でした。私たちが日頃から言ってることが、結構反映されてたんですよ。伝わっていたんだ、ベクトルは一緒だったんだって確認できたんです。

社長:常日頃から問題点や課題など発信してきたことが浸透していたんですね。ただ、それを知るきっかけが無かった。頭で理解はしていても、なかなか行動として見えない、改善には至らない部分も多々ありますからね。ベクトルは一緒だって分かって、良かったです。

専務:目標の発表を聞いたときは、素直に嬉しくて。なんかこう、ワクワクするっていうか。皆で決めた目標に対して、わたし自身のやるべきこととかも入っていましたし、頑張ろう!ってやる気が湧いてきましたね。

社長:そうそう。私たちからの発信ではなく、社員みんなから挙がってきたっていうところが非常にありがたいなって。

専務:秋山さんはコーチングの関りをされるじゃないですか。自分たちで考えた意見を吸い上げ、自律的な行動を促す。私たちのティーチングとは違う。そこがすごいな、と思っています。

やっぱり「人」。「時間をかけないとできないこと」に取り組んでいることにものすごく価値がある。


ー導入研修後、2023年も継続してフォローアップ研修に取り組まれていますが、今後どのようなことに期待していますか。

専務:会社を継続していくために、もっといい会社にするために何に取り組むか、ということに腹落ちして、自発的に進めていってくれたら有難いなって思います。SDGsを通して一人ひとりが正しい価値観で正しい判断ができるように。そういった「人の教育」、「時間をかけないとできないこと」に取り組んでいることにものすごく価値があるんだって思います。

社長:取り組んでいることが会社としての成功体験に繋がって、わくわく、楽しくやっていけるのがいいですよね。他の企業は取り組めていないからこそ、コツコツと積み上げていく価値がある。そして今後は、自分たちにも価値として返ってくるものを実感として得られるようになっていくといいですね。

専務:ありがたいのは、これまで私たちがいろいろ言ってきたことをみんな本当に素直にやってくれてきたこと。でもそれだったら楽しくないじゃないですか。だからやっぱり、自分たちがどんな会社で働きたいのか、この会社で何をしたいのか、これから入ってくる新入社員も巻き込みながら、自分たちで考え、歩いていってほしい。楽しく、ですね!

社長:やっぱり「人」。建築業界として、やれることはまだまだたくさんあるんじゃないかって思っています。まずは社内の人材育成も含めて、「人」が喜ぶ企業として社会に貢献していきたいですね。


▽シン・空間研究所のSDGs宣言

▽シン・空間研究所公式HP

https://www.shin-kukan.com/